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テオドール・ブルーマー:六重奏曲

 

作品名:六重奏曲 作品45(独創的主題と変奏)

Sextett op. 45 (Origihalthema mit Veränderungen) für Flöte, Oboe, Clarinette, Horn, Fagott und Klavier

作曲者:テオドール・ブルーマー Tehodor Blumer (1881~1964)

編成:フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット、ピアノ

構成:Thema:Gesangsvoll, ruhig  主題:歌うように、静かに

Improvisation, Ⅰ.Veränderung:Fließend und weich  即興曲:流れるように、甘美に

Capriccio, Ⅱ.Veränderung:Sehr lebhaft und frisch   カプリッチォ:とても生き生きと、快活に

Pastorale, Ⅲ.Veränderung:Im gemäßigt gehender Bewegung、sehr weich   パストラーレ:適度な歩みで、とても甘く

SlavischerTanz, Ⅳ.Veränderung:Bassig und sehr lebhaft   スラヴ舞曲:溌剌と、とても生き生きと

Romanze, Ⅴ.Veränderung:Getragen、sehr ausdrucksvoll nicht schleppend   ロマンツェ:重々しく、とても表情豊かに、重くならないで

Humoreske, Ⅵ.Veränderung:Sehr rhythmisch und leicht nicht schnell   ユーモレスク”とてもリズミカルに軽やかに、速すぎずに

Finale, Ⅶ.Veränderung:Lebhaft sehr locker   フィナーレ:生き生きと、力まずに

 

ブルーマーはドイツ、ドレスデン生まれ、作曲家、指揮者として活躍しました。第一次、第二次両世界大戦を

経験したということ、管楽器のための秀作を残したこと、現在では名を忘れられているということでは

スミットと共通点のある人物です。しかしスミットと異なり、ブルーマーは「ローカルな」音楽家でした。

 

室内楽奏者であり、作曲家でもあった親を持ち、早い時期から音楽の才能を現した彼は、生地の音楽院で

作曲、指揮、ピアノを学びました。一時期アルテンブルクで宮廷劇場の音楽監督を務めたり、1931年からは

ライプツィヒ中央ドイツ放送(後の中央ドイツ放送)の指揮者としてライプツィヒに居を移しますが、ドイツを

離れることなく、ドイツの後期ロマン主義的作風を持つ音楽を生み出したのでした。彼は長年ドレスデン吹奏

室内楽協会(木管五重奏団)のピアニストを務めていたことで、管楽器のための室内楽作品を多く残しました。

それらは現在も国際的に評価されていて、時々演奏されています。

 

「六重奏曲 作品45」はスミットの六重奏曲と同じく、ピアノと木管五重奏を加えたアンサンブルで演奏され

ます。この編成による室内楽はアンサンブルを成り立たせるのが難かしく、多かれ少なかれピアノは独奏楽器的な

扱われ方をされる傾向にあり、スミットの作品ではあくまでも6つの楽器が音楽を紡いでいるのに対し、ブルーマーは

各楽器にソロパートをになわせています。作品はテーマと7つの変奏曲からなっていますが、各変奏曲には名前が

付されており、、性格小品組曲的な要素も持ち合わせています。

 

テーマを示すのは木管五重奏のみです。そして「即興曲」と名づけられた第一変奏はピアノのみにより演奏され

ます。第2変奏はフルート、第3変奏はオーボエ、第4変奏はクラリネット、第5変奏はホルン、第6変奏はファゴットが

というように各変奏を特徴付けることが出来る楽器が旋律を奏でます。先に書いたように各曲には性格を示す

題名がつけられており、その曲の雰囲気は発送記号(というより言葉)で示されています。それらが聴く人の十分な

助けになるでしょう。

 

解説:曽川加恵

 

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